第38回サントリー地域文化賞

〈受賞理由〉

ベートーヴェンの交響曲第9番がアジア・日本で初めて演奏された史実をいかし、その背景にある友愛精神を後世に残したいという思いを込めて、全国の愛好家とともに長年歌い継いできた点が高く評価された。

〈活動概要〉

 鳴門「第九」を歌う会は、平成15年にNPO法人の認可を受けて以来、毎年6月に鳴門市文化会館で開催されるベートーヴェン「第九」交響曲演奏会の運営の中心となり、地域での「第九」に普及尽力してきました。
 この演奏会は、昭和57年に市制施行35周年記念・市文化会館落成記念として開催されてから、今年で35回目を迎えています。平成元年に「全日本『第九を歌う会』連合会」が結成されてから、今では海外も含め66団体の加盟に発展しています。
 そして、姉妹都市であるドイツ・リューネブルク市や捕虜となったドイツ兵が拠点としていた中国・青島での「里帰り公演」も実現しており、こうした実績が受賞につながりました。

第38回サントリー地域文化賞
贈呈式が平成28年9月30日に東京都内のホテルで行われました。
県内でこの賞を受賞するのは5件目です。